「持続可能な開発目標No.11xイベント業界」

 Annamaria Ruffini氏

Annamaria Ruffini氏

国連の持続可能な開発目標(SDGs)の「目標11:住み続けられるまちづくりを」は、都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靱(レジリエント)かつ持続可能にするための行動を促します。

現在、世界人口の半分強は都市部居住者です。その都市部居住者は2050年までに、さらに25億人増えて66%に達する見込みです。開発途上国における都市が急速に成長することで、農村から都市への移住も増加し、今後、居住者が1,000万人を超えるメガシティの数も増えると予想されています。しかし、都市の数はどんどん増えていますが、すべての都市がサステナブルであるとは限りません。

今月は、Society for Incentive Travel Excellence会長で、Events in & outでCEOをつとめるAnnamaria Ruffini氏による持続可能な開発目標の「目標11:住み続けられるまちづくりを」を中心とした過去の経験とアドバイスをご紹介いたします。

▲イベント業界におけるコラボ経験

「数年前に、Society for Incentive Travel Excellenceのイタリア支部の会長として、グリーンコンセプトの導入を決めました。その時、興味を持っていたメンバーが何人かいたので、お互いに話し合い、エコイベント、サステナビリティ、インセンティブ旅行に関する本を合同で書くことを決めました。当時のコラボレーションはかなりエキサイティングで、わずか5分ほどの会話で、他の団体との協力関係を構築することができました。」

▲イベント業界への期待

「世界中でイベント業界の人々が、持続可能性に関する最適なソリューションを顧客に提案することを望んでいます。例えば、イベントでゼロ・プラスチック・ボトルを実現するために、来場者が自分のコップを会場に持参して使用することなどがあげられます。また、主催者や会場側が関連分野(エネルギー、廃棄物など)に規制をかけていくことも期待しています。」


「目標11:住み続けられるまちづくりを」へのアドバイス

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  1. 今年の地球の日(アースデイ)のテーマがプラスチックだったので、メンバーに少なくともその日1日はプラスチック製のカップを使わないことを呼びかけました。小さな行動習慣の意識づけによって、徐々に大きな違いを生み出すことができるでしょう!

  2. サステナビリティに関するマーケティングやコミュニケーションを上手に推進するために、自分の仕事内容を深く理解したり、もっと能力を高めたりすることも大事ですが、まずは、自分自身が影響を与えようとする自信を持ってください!

  3. 誰かからの指示を待つのではなく、自ら最適な解決策を見つけるように創造性を発揮しましょう!


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【ベストプラクティス】

国連環境計画(UNEP)の電気モビリティプログラム(E-Mobility Program)は、新興国向けに電気自動車の導入を支援しています。

現在、運輸部門はほぼ化石燃料に依存しており、大気への二酸化炭素排出量の約4分の1を占めるので、いくつかの国では、電気自動車の使用を支援するための政策が立てられています。

その中で、ノルウェーは財政および非財政措置を講じたことで、販売車のうち4台中1台が電気自動車となり、ヨーロッパで1人当たりの電気自動車の数量が最も多い国となりました。

このようなベストプラクティスは、都市がよりサステナブルになり、世界にポジティブな影響を与える良い事例であり、世界中に拡散され、さらなる成果と発展が期待されます。


ブログNobuaki Koshikawa